2014年05月03日

「予習も復習もしなさい」とは決していいません

 以前から・・・いや今でも「予習、復習をしなさい」といわれます。

 まるで予習と復習は対をなしたもの、同じ土壌の同類のもので、

その表裏をなすものだというイメージが一般的です。

 しかし、予習と復習とではまったく違うのです。

私たちリトルアメリカでは予習と復習がまったく違う異質のもの

であり、これを明確に使い分けなくてはならないと思っています。

 だから・・・「予習も復習もしなさい」などとは、決していいません。

 考えてみてください。


 予習は、新しいところを学ぶのですから、ものすごく時間がかかります。

 生徒はいろいろな本を読みくらべたり、いろいろな知識を取り上げ、

取捨選択しなくてはなりません。

 とすれば・・・ものすごく時間がかかるということは仕方がありません。

 ・・・要するに、“効率がよくない”ということなのです。


 それに反して、復習は、一回やったことを見直すのですから、

時間はかかりません。

 “多くは理解していることを、おぼえなおす”という作業が主流となります。

 もちろん、授業などで、理解できなかったことをもう一度理解しなおす

ということも、ありますが・・・

でも、理解していることを確実におぼえるようにするという場合が多いのは、

当然です。こういった場合、どんどんおぼえていくのですから、

勉強の効率はすざましくいいことになります。


 この二つの勉強方法は・・・当然ながら、使い分ける必要があります。

 もし、あなたが成績が上位なら・・・予習を主にするのが、いいのです。

 本来、勉強とは・・・図書館などに行って、いろいろの本を読み、

それらの中から正しい解答を見出そうとすることです。

 大学の研究室などの研究は当然この方法を採ることになります。

 また楽しい方法であるに違いありません。


 しかし、今、あなたの成績がトップクラスでないのなら、このような勉強では

いつまでもそのトップクラスには追いつけないということになります。

 もともと、成績のいい生徒は、かなり勉強していますし、勉強に慣れている

のはたしかでしょう。

 だから、あなたより多くの時間勉強しても、飽きたり、いやになったりしません。

 そんな生徒をあなたが抜いていくためには、猛烈に効率がよくなくては

追いつくことさえできないということになります。


 こんな場合、本来、“勉強はいかにあるべきか”などといった議論は

止めにして、すぐ前に走っているランナーをいかに早く追い越せるかに

焦点をおくべきではありませんか。

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