2016年12月04日

こんなにやる気もある子が どうして?

 自分も高校生になって、英語が急に難しくなって、

英語が苦手になった・・・

という経験をお持ちのお父さん、お母さん。

 確かに、中学の時はそんなに苦労したこともなかった

のに、高校になってから全く駄目だったという人がすごく

多いのです。


 その原因は、中学英語と高校英語の違いです。

 高校入試では、(特にこのあたりの県立高校の問題は)

難しくはありません。

 進学校でも、実業系の高校でも、すべて入学試験問題は

同じですから、難関と言われる高校に入るためであっても、

レベルの高い問題を解けるようになる必要はないのです。


 ある程度の問題を、ミスをしないで高得点をとるように

すればいいのです。


 しかし、高校に入ってからは話が違います。

 知っておくべき単語やイディオム、文法事項など、高校入試

の時と比べて、10倍くらい覚えることが多くなるような感じです。

「学校で教わったことだけを、ちょこちょこっと復習しておけば
 できる」

ような程度ではないのです。

“こんなの、いつ習ったっけ?!”

という問題がどんどん模試や実力テストで出題され、自分は

見たこともない問題なのに、それを、できるやつは簡単に

できてしまうのです。


 そんな時、みんなこう考えてしまうのです。

“やっぱり、俺はバカなんだ・・・”
“すごいやつの頭はちがうんだ・・・私はダメなんだ・・・”


 私も高校生の時はそうでした。

 中学の時にちゃんとできていた自分は何だったんだろう、

あれはまぼろしだったのか・・・

 どうにかしてできるようになりたいけど、どうしていいか

わからない。

 だから、自分の頭がよくないことにして、あきらめる

(しかない・・・泣)。


 私は、大学を卒業してリトルアメリカに先生として帰って

きてから、かつての自分と同じように、落ちこぼれて苦しむ

高校生に、効率のいい勉強のやり方を伝えてきました。

「いいやり方をして、じーっとコツコツ前向きにがんばれば、
 必ずいいことがあるんだ」

と毎日、笑ったり泣いたりしながら、スポーツのように、

部活のように、高校生・浪人生と一緒に戦っていました。

 そして、ふと思ったのです。


 中学の時はできていたのに、高校生になって急に

できなくなる子がこんなに多いのはなぜなんだろう・・・

…勉強しない子ならまだしも、こんなにやる気もある子が

どうして?


…そして、気づいたのです。

 中学生までの勉強のやり方に問題があるということに…。

…続く

こんなにやる気もある子が どうして?
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