2017年11月08日

優秀な中学生の皆さん、全科目で1番を取ることがいいと思っていませんか?

昨日のQ先生の体験談の続きです。


…たとえば英語にしても、高校に踏み込んだ授業を

提供するといった塾や、中学校がありますが、

それらはせいぜい高校1年生程度まで(1年分)の

勉強にしかすぎません。


 しかし、ここリトルではやる気のある中学生には

高校生たちと一緒に、一流大学の入試問題の

領域にまで踏み込むといった勉強をやっています。


 今思うと、私も、文法にしろ、長文にしろ、中学生

の頃に、高校生の域にまで進んでやっておけば

よかったと思うのです。

 私としては、中学時代に勉強していても時間が

余って仕方がなく、もうすっかり覚えているという

ところを、「これでもかこれでもか」と覚え直して

いました。

 中学の時の私は、高校入試の全科目に全力で

当たり、田舎の小さな中学校の一番になることに

血道をあげていたのでした。

 今考えると、あのエネルギーを高校の科目の

一つにでも進んでいた方が良かったと思うのです。

 そのような私に適切なアドバイスをしてくれる

先生がいたらよかったのにとも思います。


 この状態は、私だけに限ることではなく―

―というのもこのリトルの先生をするようになって

私みたいな生徒が多いのだということに気づき

始めました。―

―中学時代に勉強に目覚めた生徒は、勉強する

範囲があまりも狭すぎるので、何となく全科目で

1番を取ることがいいのだと感じます。

 そして今やっていることに全力で当たれば、

それは可能なのです。

 こうなると母親も鼻が高く、ますます自分を

褒めてくれます。褒められるとうれしいので、

ますますこの方法が最高なのだと思い込むように

なります。


 また、他の塾も、成績を上げて有名な高校に

行くように勧めます。

 そんな勧めに動かされて、多くの生徒が

遠くの有名私立高校に通うようになるのです。


 私自身は遠方の私立高校に通うという気持ち

は家庭の事情を考えても無理だったものですから、

選択の範囲にも入れていませんでしたが、今

考えると、そんな遠くの私立高校に行かなかった

ことも良かったと思います。

優秀な中学生の皆さん、全科目で1番を取ることがいいと思っていませんか?
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