2018年03月31日

2018年合格体験記…塾といったら『勉強だけを教える』という印象が強いかもしれませんがリトルは違いました…

…塾といったら『勉強だけを教える』という印象が
強いかもしれませんが、リトルは違いました…


國學院大學 合格  山本 京志朗 君

合格体験記(山本狂四郎)

 私は中学3年生の終わりから高校3年生まで3年

ちょっとリトルアメリカに在籍していました。

 塾といったら『勉強だけを教える』という印象が

強いかもしれませんが、リトルは違いました。

  リトルに入って考える力や礼儀、教養などを身に

付けることができました。

 リトルの先生方の知識には毎度圧倒され、自分の

知識不足を痛感させられました。

 中3の頃は『ふざけた単語帳を作る塾がある』という

噂を聞き、訳も分からず塾に入りました。

 入塾するときに先輩達が絶対言うことなんですが、

私も『大学に入ればいいや』と思っていまし たが、

『早慶を目指せ』と先生から言われ、初めて『自分にも

可能性があるんやな』と思いまし た、しかし中高一貫

というシステムに甘んじた私は中学の英文法も全く頭に

入っておらず、ただ単語を覚えることには自信があった

ため、その自信を頼りに一日100単語を覚えることに

専念しました。


 入って3日後に高3生や浪人生達を見送る会である

『寿司パーティー』に参加しました。

 そこで初めてリトルにいる上で最も必要であろう

  『腹を割っ てみんなと会話する』

という現象を垣間見し、また先輩達が東大や九大や

その他の難関私大に入っていったのを目の当たり

にし、腰が抜けるほどのこの塾の凄さを痛感させられ

ました。

 そうした出来事が相まって自分は絶対合格するぞ

という気持ちになったものの、中3の春休みに入り

やる気もなくなっていってました。


 しかし、一旦単語を覚えてしまうと1日で100単語は

クリアできま した。

 単語を覚えて行けば、水を得た魚のように他の古文

単語にも応用できてとても便利です。

 高1の時はあまり勉強せず、単語だけは覚えて、中学

英語の問題集を買って復習をしました。

 その間にGO先生の授業は異次元を極めたような

授業でとても難しかったですけど、コンピューターから

問題をランダムに出すことができ、その装置を使って

問題を解けば解くほど、その理解が深まって行きました。


 そうするうちに英語の偏差値は10上がり、学年で

15番以内に入ることができました。

 しかし、また無気力になり、先生から呼び出されて

説教されたりしていました。

 高2になると、さすがに勉強する気にはなりました。


 ある日、やる気がある人を集めて『ゴールデンウィ

ークに何かを仕上 げよう』という話になり、リトルの

醍醐味、鉄板とも言える『暗記構文』を一日40文憶える、

ということになりました。

 これは私のそれまでのリトル歴の中では最大の難関

と言えるものでした。

 一日中文章 を暗唱し、覚えてテストをしてもらう、

その繰り返しでした。

 しかし、当時浪人していた先輩は、1日に100個

覚えていたので、自分も頑張ろうという気持ちになり、

また、1日遅れると明日またきつくなる訳ですから、

さすがにそれは避けたいので、時には問題を出し合っ

たりと、友達とも切磋琢磨し、頭に叩き込むように練習

しました。

 ゴールデンウイークが終わり、学校の授業が始まって

も、行き帰りの電車や、授業中にも文章は覚え、賞金

レースに備えてみっちり仕上げて行き ました。

 思えばこれが、本格的に勉強をはじめるきっかけだ

ったと思います。

 人間はするべきことを後回しにして、中途半端な

状態のままにしてしまいがちですが、やはり、物事を

しっかり仕上げるためには、最初の『苦しい』 『逃げ

たい』といった壁を破らなければ先は見えてこないの

です。

 ですが、リトルには『賞金レー ス』があり、そんな

困難な壁をできるだけ容易に超えられるようにするもの

があります。

 賞金を狙うために、毎日覚え、浪人生や高3生を

混ぜた賞金レースでは1位を取ることはできませんで

したが、敢闘賞をもらうことができ、初めて名を残すこと

ができた…と思えて、とても嬉しかったこ とを覚えてい

ます。

 この敢闘賞をきっかけとして、生まれて初めて

『腰据えて勉強する』という行 為に及部ことができまし

た。

 また周りでもちらほら成績をあげて台頭してくると

いう人たちも見えてきました。

 一方で僕の成績は…と問われれば、高1の最後

あたりに少しだけ上がったにも関わらず、あまり奮闘し

ないままでいました。

 でも悔しいという感情はありませんでした。

 生来悔しいと感じることはあったものの『あ と2年ある、

焦らずしっかりやろう』と心に決めました。

 周りのみんなも徐々に火がつき始めて、 週1回

問題集を決めて賞金レースをするということになりま

した。

 やはりみんなしっかり点をとってきて、毎回違う人が

1位を取り、鬩ぎ合う日々が始まり、ついに私は

『GO文法』の範囲で1位を 取ることができました。

 あと1点で惜敗したり、ボロボロに惨敗してりと悔し

かった時もあったけど、なんか心には充足感があり、

楽しい毎日でした。


 この充足感を支えていたのは、休息があったから

ということはいうまでもありません。

 リトルは家以上にアットホームな環境であり、自習室

に行けば自分の収納があり、冷蔵庫があり、電子レンジ

がありと、また、何か悩み事があれば、先生のところへ

相談できたりと、周りのみんなや先輩、先生と半端なく

近距離でした。

 そして、勉強に飽 きれば下の駐車場や近所の小学校

に行ってサッカーをしたりして楽しみました。

 これは私的 なことになりますが、小学生の頃から、

私は土日、平日ずっと勉強しろと言われて育ちました。

 しかし私はすごく遊ぶことが好きだったのでそれをかい

くぐって遊びました。

 通知表に△がつい ただけで外に出されたり、夏休みに

外出禁止を命じられたりしましたが、遊び続ける態度は

変わ らず、一時は一日中嫌味を言われ続けたりもしま

した。

 なぜ自分がこんなことを今告白するかとい うと、小学生

や中学2年生ぐらいまでは『勉強する』という行為を理解し

ている人はごく少数だ と思います。

 従って中高一貫に通うことは言語道断だと思います。

 私も中学での最初のテストは下 から3番目だったこと

をよく覚えています。

 当然親には怒られ、優等生の姉を持つ私はいつも

比較 され、けなされてきました。

 いくら勉強しろと言われてもマイペースな自分はどう

すればいいかわ からず、ただ怒られるだけでした。

 しかしずっと勉強しろと言われてきて、ゲームを持つ

ことも許 されなかった私はずっと部屋にこもり友達に

借りてきたゲームをするという生活が続きました。

 言いたいことは、休息の意義です。

 メリハリをつけて勉強すれば、かなり勉強の効果が

出ると思い ます。

 また小学生の時から禁欲生活のような日々を送り、

中学、高校で堕落して行った人間を何 人も知っています。

 メリハリをつけなければ私のように受験期のような、

ぶっ通しで勉強しなければ ならない時に勉強できない

ような人間ができ上がります。


 話は戻りますが、中学時代は底辺層だった私は打って

変わって毎日勉強するようになりました。

 高2の秋の終わり頃、とうとうこの時がやってきました、

それはリトルの醍醐味②である『長文2』 です。

 これはリトル最大の壁だと行っていいでしょう。

 リトルで勉強している人は絶対に通る道です。

 長文2とは早慶をはじめとした難関私大や、

旧帝大の長文を集めたものです。

 しかし、やる気とは裏腹にテストの時にみんな

遅刻してしまい、GO先生の怒りを買ってしまった

ことは良い思い出です。

 リトルの先生とは、ただ単に近距離だけでなく、

礼儀とも同居しており、社会に出るに当たっての

礼儀などもしっかり叩き込まれるのです。

 リトルの醍醐味とも言える『長文2』やはり手強く、

各自文章を読んできて、GO先生が作ったオリジナル

の問題を通してテストをする、というもので したが

10回ほど読んで、先生のテストをしてみると、3割

ぐらいしか点が取れませんでした。

 週 に3回ほどテストをして行くと、だんだん要領を

得てきて、次は何回も読んで、テストに出そうなところ

に印をつけ、友達と話し合い、理解度を深めてくる、と

いう作戦に出ましたがそれでも点が取 れず、すごく

イライラしたこともありましたし、友達に当たったことも

ありました、もちろんそれはみんな同じ気持ちだったと

思います、しかし決して諦めることなく、週のテストを

乗り越えていけたのは今回想してみるとなんだか

不思議な気持ちです。

 同じ長文を何度も読むということは一見全く意味の

ないものだと勘違いしてしまいそうですが、何回も同じ

長文を読むことの目指すべき目標は『長文に慣れる

こと』と『読むスピードを速くすることです』どっちとも

本質的には 同じなんですがやってみると本当にびっくり

します。

 長文2を始めた頃は、入試問題の大問1個の長文を

読むためのスピードは1時間ほどでした、しかし受験期

には、同じ難易度の違う問題を読んでみるとだいたい

13分ぐらいで読めるようになりました。

 何回も読むにつれて、自分にあった 読み方を見つけ、

また自分の読み方を確立して行くのです。

 人によって長文の読み方は野球のフォー ムと同じ

ようなもので、十人十色なのです。

 だから、人がやっていた読み方を部分的に真似して

みたり、時には自分にあったようにアレンジしていくの

です。

 英語の核は長文です。

 私は長文2を全て読み終わる高2の末までに英語の

偏差値は15ほど上がり、それをキープできるぐらいまで

になりました。


 私立文系は3教科で、日本史も英語と同じように核と

なります。

 日本史は3年の初めからやれば十二分に仕上がり

ます。

 先生が週に2回、範囲を決めてテストをしてくれるので

それに沿って勉強していけば11月には全範囲が終わり

ますが、問題集も並行してやって行くので知識が漏れる

心配をする必要はまずありませんが、流れでちゃんと

理解するべきです。

 一問一答を使っていけばどうしても知識を詰め込む

だけに偏ってくるので『超よくわかる日本史』を使って

流れを掴む のが大切です。

 そうすれば、GO先生がたまにパッと問題を出して

きても対応することが可能です。

 日本史は英語と比べるとすごく簡単です。

 英語は背景に国語力、読解力、など様々なものが

絡み合ってきますが、日本史は一問一答を完璧にして、

流れをつかみ、過去問などでわからない問題が出て

きたならば、それを頭に叩き込む、それだけでいいの

です。

 また入試問題においても、一 問一答形式の問題は

誰でもできます。

 かっこに当てはめればいいわけですから、一問一答

と変わ りませんが、センター形式や、誤文訂正など、

ある程度細かい知識も問われるのでそこはあまり

みんな取れません(センターは簡単なので話は別です)

 だからそこの領域まで達することができ れば、日本史

は無敵といっていいでしょう。

 日本史はただ覚えるだけと言って書いてきましたが、

一見楽な作業みたいですが、時間を食うし、英語との

両立はかなり難しいです。

 なぜなら、日本史はやった分だけ点が取れます。

 実際私でも日本で32番を取ったことがあります。

 なのでやっても なかなか上がらない英語を捨て、

日本史に偏ってしまうのです。

 地道に覚えるコツ、はまず最初に先生のテストは

5日に10ページぐらいの範囲なので、そこの範囲を

さーっと漫画の『日 本の歴史』を読み通してしっかり

背景が固まってきたら覚え始める、という感じです。

 日本史も 英単語を覚えるのと一緒で慣れれば

スピードが付いてきます。

 最初私は見開き1ページを覚えるのに1時間ほど

かけていましたが、慣れてくると15分で覚えることが

できます。


 受験勉強は辛いものです、自分との葛藤や親との

喧嘩。

 そんな時はリトルに行って勉強するのです。

 みんなひと段落つくと、息抜きに外へ出たり、学校

のことなど話をしたりします。

 そんなことを しているうちに気持ちが穏やかになって、

前向きに物事を捉えるようになったり、余裕を持って

勉強できるようになります。

 しかし、受験校を決めるときなど、絶対親と喧嘩に

なります、しかし そこは自分に任せてくれ、と言って親を

説得してください。

 受験生は親よりは受験のプロです。

 実際全国の受験生や浪人生と戦っているので。

 だから自分の判断に自信を持ってください。

 時には 先生に相談してください。

 あと『受験はスタート地点がない』みたいな感じのこと

をよく言われますが、受験勉強を例えてみればそれは

マラソンや登山のようなものです。

 私も受験はいつから初めてもいいと思いますが、

メリハリをつけた学習が大切だと思います。

 しっかり後悔のないように遊び呆けて、勉強に励めば、

受験の追い込みの時期にやる気が入らないとかはない

と思います。

 高3の夏休みまでは、 週に1回、息抜きを入れて、

その夜からはしっかり勉強する。

 そして適度に勉強に飽きないようにして、 夏休みから

は時間勝負なので、しっかり腹をくくって勉強するべきだと

思います。


 最後に私はこの塾に来て、総合偏差値が15ほど伸び

ました。

 私はここに来たから、大学に入れるような成績が取れた

と思っています。

 受験勉強は厳しいですが、最後には笑えるし、良い

思い出になることは間違いないと思います。

 また、リトルの先生方から叱咤さ れて、リトルを疑いそう

になっても、最後まで自分と先生方を信じて勉強すれば

必ずいい結果が出ます。

 リトルに入ってからは周りの目もきついとは思いますが、

そこを乗り越えれば必ず第一志望に合格すると思うので、

頑張ってください。

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2018年合格体験記…塾といったら『勉強だけを教える』という印象が強いかもしれませんがリトルは違いました… リトルアメリカ教育センター 中津校地図はこちら 
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