賞金のゆくえは ―「あげは」がほんとうにがんばっている―

リトルアメリカ

2014年06月09日 09:40

 先日の授業で、テストをやりました。結果は、

みんなの予想どうり、一番勉強している“だんだん”

ということになって、賞金を“だんだん”に渡そうとした

その瞬間、急に雰囲気が変なのです。

 すると・・・あげはが、さも遠慮深そうな小声で

「私、00点なんですけど」と言うのです。

「えっつ・・・」 みんな一瞬にして、驚きの目を、

あげはに向けました。

 なんと、あげはの方が点がいいのです。


 賞金は、“だんだん”の手をかすめて、

あげはに行ってしまいました。

「すごい、あげは」という声と同時に、

「残念、“だんだん”」と言う声がひとしきり・・・


 ところが、“だんだん”

「この程度の点で賞金などもらえないよ。

 次はみんなをうーんとうならせる点で

一番取って見せるから」というのです。

 この言葉に、またみんな感嘆でした。


 あげは“だんだん”、一緒にがんばれ!














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