あなたの使っているシャーペンの芯は…、

リトルアメリカ

2014年09月21日 06:43

 私は以前ある生徒が 0.3mmの H を使っているというのを

聞いて、がっくりきました。あなたの使っているシャーペンの芯は、

どの濃さですか?、太さはいくつですか?


 H を使うとすれば、よほど力を入れて書かなければ

ならず、そうすれば、手が疲れやすく、長時間の使用に

向いてないのは当然です。

 精密な製図に使う、針の先のような0.3mmのシャーペンを

普通の勉強に使うと、芯が折れたり、紙が破れたり、

ペン先が曲がるのを気にしたり・・・、勉強以外のことに

いろいろと集中しないといけないことがたくさん出てきて

しまいます。


 みなさんは「ゆっくりでいいからきれいに書きなさい」

と何度も、小学校で教えられてきたことでしょう。

 その中で、「きれいに」というところを重視しすぎる人の中に、

「黒鉛のかすでこすれて、紙全体が黒くなったりしないから…」

と、H のような硬く、0.3mmのような細い芯を使うひとが

でてくるようです。


 しかし、このように見た目のきれいさだけを求められるのは

小学校までのことであり、大学人試を目指した勉強の中では、

「できるだけ早く、さらにきれいに(自分が読み易く)」

ということが要求されます。

 そういった点からいえば、硬く細い芯の鉛筆・ペンを使うのは

まったく愚かです。長い時間、疲れずに、速く書くことが

出来ないからです。


 また、ノートをとる場合、字は大きすぎる必要はありません。

 他の人にわかりにくくても自分さえわかればいいのですから、

小さな字で書けばいいのです。

 このほうがずっと速く、能率がいいはずです。


 そのほか、使うペンの握りの太さはどの程度が疲れにくいのか。

 これもあなたに合った太さがあるはずです。



 日本の企業がめざましい伸びを示したのは、こういった

細々した能率をバカにしないで、様々な改善を積み重ねていった

からであり、私たち教育に関わる者もまた、このことの重要性を

知る必要があります。

 特に、受験というのは限られた時間に最大限の達成度が

要求されるわけですから、このことはとても大切です。









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