唐突な!…いえ、『喜ばしい』のです
中学から高校になったころ、その変化が現れます。
親としては急な変化に一瞬、何が起こったのか
わからなくなります。
私の前で、母親が娘に
「一体、どうしたのよ。つい最近までのあなたと約束していた話と
違うじゃないの。どこで、どう変化したのよ」
と困惑した顔で言うのを聞いたことがあります。
おそらく、母子の間では、以前から、将来はこのようにしたい
という約束があったのでしょう。
それが、急に違うことを言い始めた子供に対して、お母さんは
唖然としたのだと思います。
だから、母親の方がついていけない気分になっているようでした。
しかし、子供は本当は随分以前から、自分の思いを心に
溜め始めているのです。
でも、それを両親に言えなくて、じっとこらえていたのです。
そして、思い切って言ったときは・・・子供の中ではごく自然に
変化してきたことですから、唐突なことを言っている気持ちは
ありません。
でも、いきなり聞かされた両親は「あまりに唐突ではないか」
と反応してしまいます。
むしろこのような変化は、喜ぶべきことではありませんか。
これは間違いなく、その子が成長してきて、自我に目覚めて
きた証拠です。
よく反抗期というふうにいいますが、子供が自分の意思を
示し始めたということです。
両親からみれば、自分の手元から、鳥が飛び立つように
離れていくという思いでさびしくなるのです。
でも、子供が自分とまったく同じであるということはありません。
多くの両親が・・・自分の言うことを聞かなくなった子供を
「とんでもない子だ」と言うのを聞きますが、子供が手元から
離れていくことは本当は喜ばしいことではありませんか。
感情的にならず、むしろ後押しして、上手に親離れさせてあげる
のがいいと思います。
リトルアメリカ教育センター
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