“うらうら” のこと ⑦ ~アドバイス~
大分の浪人生、野球一筋で勉強などしたことがなかった “うらうら” が、リトルで浪人を
始め、誰もが一目置くほどの真面目さで、黙々と勉強を始めました…が、なかなか
勉強が進まず、…中学生との差が開いていることもわかり、リトルを休むようになって
いました。リトルの友人たちからの誘いで、リトルでの勉強を、再開することになり、
1週目のテストでは、半分まではほぼ完璧にできてましたが、後半ができておらず
結局以前と変わらない点数に終わってしまいました。彼に勉強時間を尋ねると…、
ところが、彼は「7時間ぐらいかな・・・いや8時間ぐらいは
やったと思う」と言うのです。
これほどの時間をかけているのなら、「もっと時間をかけろ。
2倍の時間をかければやれるではないか」とは言えません。
こんなにまで時間をかけても彼には難しいのだと、今更ながら
私も、彼の実力の程度を思い知らされました。
「最初の方の問題はほとんど満点なのに、最後の方は全然
できてないじゃないか。ということは、受ける前から、終わりの
方は0点で、今日は、最初から、叩かれるとわかっていたわけ」
と聞くと、
「はじめのほうは完璧に覚えていたけど、半分から後はどうしても
覚えられなかったので、叩かれるかもしれないなと思っていま
した」
と言うのです。
こんなとき、普通は間に合わなければ、
「徹夜でもして覚えればいいじゃないか。昨日は徹夜したのか?」
と聞くのです。しかし、彼は毎日8時間もしているというのですから、
こんな言い方は意味がありません。
彼の場合、時間はかかっているが、成果が出ていないということ
なのです。
要するに効率の悪い勉強をしてるということなのです。
「何時間も勉強しているようだけど、ただ、だらだらと勉強しているの
じゃないのかな。こうしたらどうだろう? 時間を計って、1時間で
一回、テストをするのはどうかな…?」
時間はかけているのに、成果が上がらないという場合は、
勉強の効率が悪いということになります。
そんな場合、一番いい方法は、時間を計って勉強するという方法
です。
そして、その中で区切りをつけるために必ずテストをするという
方法です。
一部の生徒の中には、結構時間はかけてはいるが、ノートに向い、
ただ眺めているだけで、実際に覚える行為をしていない場合があり
ます。
そのような弊害をなくすためには、1時間にどれくらい覚えるかを
決めて、1時間の区切りとして、テストを繰り返すようにすれば、
覚えるという行為にリズムをつけることができるようになります。
そのリズムに乗って勉強すれば、以外に勉強は進むものです。
彼もこの方法に納得して、次の週は、この方法で90点が取れると
思ったようでした。
一方で私達は、このように約束したけど、今回もまた90点なんて
行かないだろうなと思っていました。
Q先生も、今まで何度も何度も失望させられて来たから、今回も
同じではないだろうか、期待したら、また裏切られるかもしれないので、
期待しない方がいいかもしれないと感じていたようでした。
そして…、いよいよ週末のテストの時期がやって来ました。
リトルアメリカ教育センター 中津校地図はこちら
https://twitter.com/LittleAmericaON 大分校地図はこちら
関連記事