言うことを聞かないのはお母さんに反発しているというよりも…

リトルアメリカ

2017年10月01日 13:52

 先日、大分のお花が、模試の結果を持ってきました。

 彼自身も成績の上がり方に大いに驚いているのです。

 何と彼は英語は10番、日本史は飛び切りの1番になったというの

です。

 これはすごい。

 彼もまた意気揚々です。


 これまで彼は英語の単語やイディオムは覚えるが、長文は得意でなく、

何度「長文をしろよ」といっても、「…ふふん…」と返事らしいものをしな

かったのです。

 ところがその彼が「この前のテストで、文法やイディオムのところは

出来ていたのですが、長文では随分点を落としているのですよ。

 だから本気で長文をしなくてはいけないんだなーと思うんです」と言って

来たのです。

 
 人間というのは、合理的にできているというわけにはいきません。

 もし人間が合理的に出来ていれば、もっと進歩していたのでしょうが、

人間というのはどちらかというと、合理的ではなく、好みによって行動する

のです。


 彼も前から、自分の欠点は読解力にあるのだと実感していたと思います。

 だからすぐに読解の勉強を始めればいいのですが、そうはいかなかった

のでしょう。

 そして自分に好きな、単語を覚えるとか、イディオムを覚えるとかに集中

していたのです。

 しかし、今度の結果を見て、これは読解をやらなければ一番になり得ない

と分かり、「よーし、やるぞ」と決心できたのだと思います。


 だからお母さんが子供に「こうしたらいいじゃないの」といくら言っても、

子供はなかなか言うことを聞かないのです。

 これはお母さんに反発しているというより、人間の本質であるといえます。

 ところが、自分で気づいたときには人間は一気にそのことを始めます。

 今 彼は、読解力こそが自分にもっとも必要なことだと思ったのだと思い

ます。

 だから私たちも彼に期待できるのです。


 それにしても彼のよさはものすごく勉強するということです。

 惜しみなく努力できるということです。

 私たちがお母さんに期待したいのは、このような努力を惜しまない、

必死に努力できる人間を育てて欲しいということです。

 それさえしてくれれば、そしてその後、私たちに任せてくれれば、必ず

いい結果をもたらすことができると思います。


 最近、このような努力のできる人間が少なくなった気がします。

 今から10年前、20年前はこのような子供の比率がものすごく

高かった気がします。

 今は豊かさが周りにまん延しているので、努力の大切さが分かり

にくくなっているのかもしれませんね。


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