大切なことを見失わないように…大分校の小学生算数低学年クラスのご案内

リトルアメリカ

2018年04月07日 16:52

まぁけんです。

 『勉強』とは本来、出来ないことを出来るようにする

努力の積み重ねだと思っています。そして、その考えを

基に日々小学生の算数、中、高校生の数学を教えて

いっています…が、リトルに入って間もない生徒さんの

言動に 『???』 違和感を感じることが時々あり

ます。


 ある小学生に分数の計算を教えようとしたときに…

「せんせー、今日わたし、定規を忘れたんで、計算式を

 ノートに書けません。」

…初めは言っている意味さえ分かりませんでしたが、

よくよく話をしてみると、分数の分母と分子を分ける

横線とイコールの二重線は、定規を使って書くように

学校で厳しく言われているというのです。同じ学校に

通う他の生徒もうなずいてこっちを見ています。

「フリーハンドで書いてもいいんよ。…というより、

 中学、高校になって、数式を書くのに定規を使って

 書いてる人なんかいないよ。」

と言っても納得いかない様子で、定規を使って凄い

時間をかけてきれいに計算式を書こうとしていました。

「計算でいちばん大事なことは、速く正確に答えを

 出すこと!きれいに書くことはその次。きれいに書く

 ために定規を使って、そのために遅くなるようだった

 ら意味がないんだよ。定規がなくてもきれいにさっ

 と書けるように練習を重ねればいいんだよ。」

速くやる、それでもきれいに見やすくかけるように練習

する。大事なことを見失ってはいけません。


 このことについては、学校の先生の本意は、別の

ところにあったのだと思います。

 でも、子供たちは、パッと一部分だけをとらえて、

「それが絶対だ!」…ということになってしまうことも

よくあることだと思います。

 年によっても、思っていることがスッと伝わる年も

あれば、同じことを言っても全然わかってもらえない

時もあるでしょう。その後の生徒たちの様子を見な

がら、少しずつ軌道修正が必要です。


 昨今、大学入試の変革が叫ばれ、その制度は今後に

わたり大きく変わっていくことが予想されますが、これ

までのような、とにかく生徒を机の前に縛り付けようと

するような勉強のさせ方では、その変化に対応でき

ないことは明らかです。

 生徒ひとりひとりが、「自分の実力を伸ばすには

どうすればよいかを自分で考え、『出来ないことを出来

るようにする』ために、知識を積み重ねていくことがで

きる能力を身につける」ことができれば、何も恐れる

ことはありません。


 リトルアメリカ教育センター 大分校では、今年度

4月より、小学校低学年の算数の授業をはじめま

した。

 ただ「問題を与えて→『できました』→〇つけします」

ではなく、『出来ないことを出来るようにする』ために、

知識を積み重ねていくことができるようになるために、

どのように問題を読むのか、どのようにノートを書いて

解いていくのか、からひとつひとつ説明していこうと

考えています。


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