死刑を廃止すべきかどうか ~大学入試の問題より~
先日の授業もやはり慶応大学の問題です。
主題は死刑が適切な刑なのかという問題です。
いつも、大学入試の問題は、考えさせられる問題を選んで
いますね。
死刑を廃止すべきかどうかは、いつも議論になっている問題
ですね。
このことで、生徒には何の先入観もなく、死刑は廃止すべきか
どうかという質問をしました。
驚くべきことに、全員が死刑存続を主張したのです。
私は最近の傾向から言っても、死刑廃止論が大勢を占めると
思っていましたが、この結果は意外なものでした。
著者はミシガン州の、刑の更生局に勤める人の論文です。
彼が言うには、ミシガンでは、この150年、死刑を実施していない
けど、犯罪が増えたという傾向はないというのです。
死刑存続を主張する人々が挙げるもっとも大きな理由は、
その抑止力にあるというのです。
死刑があるから、それによって犯罪が抑止できるはずだ
というのですが。
この著者はその抑止力は疑わしいと言っています。
生徒の全員が、死刑存続を主張したということは、最近
凶悪な犯罪が増えているせいでしょうか?
私は本当の統計を知りませんので、明確なことは
言えませんが、従来の傾向と違って、最近の犯罪は、
家族による殺人が増えている気がします。
かつては、親を殺したり、子供を殺したりすることなど、
まったく考えられなかったのでしょうが、最近では万に
一つはあるかもしれないと考えなければならない状態に
なっているようですね。
これは一体どのような原因があるのでしょうか?
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