「学問のすすめ」のススメ ~その3

リトルアメリカ

2017年02月01日 11:10

 もちろん江戸時代、下級武士であった福沢諭吉の家は貧しく、

おまけに父親も死亡していて、母と帰って来た中津藩では、

大阪生まれの一家の子供たちは、言葉や習慣も違っていた

ため、近所の子供たちにもあまりなじまず、かなり変わった家族

だと見られていたようです。


 一家は母親を中心に身を寄せ合うように家で過ごすことが

多く、母親は亡き夫の考えを諭吉たちに伝えたと言います。

 身分制度のせいで、諭吉の父親もかなり理不尽な思いを

することも多かったようです。

 諭吉は江戸時代の身分制度にはかなり憤慨していて、父の

敵とさえ思っていました。

 だから、人に先んじて、海外に行く機会があり、西洋の考えに

触れるうちに、ヨーロッパやアメリカでは、人は生まれながらに

平等だ、という考えが彼の目にも非常に新しく映ったことでしょう。


 しかし、明治時代になっても、福沢諭吉が「学問のすすめ」を

書くまで、一般の庶民の心は江戸時代からの身分制度に縛られ

ていましたから、かれの「天は人の上に。。。。。。。」の言葉が

どんなに新鮮であり、ショックでもあり、また希望を与えるもので

あったかがわかります。


 彼は言います。

「人は生まれながらに富めるものと貧しいものがあるわけではない。
 もとは平等だ」

「学問に励み、物事をよく知った者は賢くなり、富み栄える。
 無学な者は貧しくなる」

…と。

 まことにわかりやすいことですね。


 あらためて、あなた方に学問することを勧めます。

 自分の誇りと独立のため、世の中に役立つ人になるために

今の勉強があるのだと…。


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