錐(きり)になれ
Be focused like a drill to make a deep hole.
Concentrate one thing. Don't generalize.
『錐(きり)になれ。
全てをやるより一つのことで突破口を見つけ出せ。』
ソニーがまだ電気業界では名も知れぬ会社でしかなった頃、
日本には、ナショナル(現パナソニック)、日立、三菱などの
会社が各種の電気製品の販売を競っていました。
資金がなかったソニーは、他の商品をあきらめて、
トランジスタラジオの開発に専心することにしたのです。
要するに、全力を一点に集中し、この商品だけは他の追随を
ゆるさないほどの製品に仕上げたのです。
それは、これまでの常識を破るほどの性能の良さと
携帯できるサイズと言うことで、ヨーロッパを始め、欧米の国々で
爆発的に売れたのでした。
さらに、テープレコーダーと言うものも当時は箱型の機械で
持ち歩くものとは考えられていませんでした。
そこに、ソニーは誰でもが持ち歩けるウォークマンを発売したのです。
それも世界的なヒット商品となって、ソニーという会社を
大企業にしたのです。
この成功をもたらした大きな鍵は
ソニーが他の会社の真似をして、多種類の製品を作らなかったこと、
すなわち、一つの商品に特化して、その製品を徹底的に優れたものに
追求して行ったことです。
勉強も同じです。自分が後から勉強を始めるとき
全てをやるのは得策ではありません。一つに特化して
それを徹底的にやる時、思いがけず伸びるし、
また、そこで勉強のやり方の何かを学ぶのです。
次に必要な科目も、同じことをやればきっと
うまく行きます。
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