腰が座る――腹を据える―

リトルアメリカ

2020年12月01日 14:46

腰が座る――腹を据える―
 どんな意味か知っていますか?

 少し年配の人なら、こんな言葉を何十回と

なく聞かされていると思います。

 私自身も父親から何度となく聞かされて

いましたので、こんな言葉の意味が分から

ないという人がいるというのは想像もつきま

せん。


 父親がいつも「江戸時代に日本が西洋の

国に占領されなかったのは、日本には

武士道があり、命をかけて国を守るという

人間が多かったからだ」と言っていました。

 たしかに多くの武士が自己の信じることの

ためには命を投げ打って戦ったために、

ヨーロッパの諸国が占領を躊躇したということ

はあったかもしれません。


 武士というのはいざというときにはいつでも

命を投げ打ってことにあたるという教育を

受けていたのでしょう。

 そして失敗した時には、腹を切るという

もっとも苦痛を伴う方法を選択させられる

という訓練も受けていたのです。

 だからこそ、一旦決心すれば、一歩も

引かないという覚悟を決めることができた

のだと思います。


 この覚悟を決めてことに当たるという

ことが、『腹を据える』という意味なの

です。


 私はあなたたちに英語を教えていますが、

ただ英語を教えることが私の課せられた

仕事だと思ってはいません。

 あなたたちに伝えたいことは「覚悟を

決めてことに当たる」という人間になって

欲しいということです。

 そんな覚悟のできた人間に

あなたたちを変えたい―これが私たちの

本当の目指すところなのです。


 仕事にしろ勉強にしろ、覚悟のできて

いない人間のやったことは、上滑りで

底が浅く、ちょっと触れただけでも崩れ

落ちるといった代物でしかありません。

 この前から何度も言っているように、

ただ目の前のテストに受かるというだけ

ではなく、知識を一生のものにするという

気持ちで勉強することが大切なのです。


 そして、もし覚えられなかったら、徹夜

しても仕上げる、朝からリトルに来て

仕上げるまで帰らない――こんな覚悟が

できた人になれば、勉強も、そして

大人になったときには 仕事もできる人間

になって行きます。


 いつもそわそわとして、仕上げられなく

ても家に帰ろうとする人に、しっかりした

仕事を期待する事はできないでしょう。

 勉強は知識をふやしたり成績を上げる

だけのものではありません。


 人としてどうあるべきかを考える良い

チャンスを与えてくれるものでもあります。


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