必死な形相で自分なりに努力しようとしている
先日、授業が終わったところで、後ろから、袖を
引く生徒がいるのです。
何だろうと思って振りかえると、カラアゲが「先生
今まで単語を覚えようとしたのですけど、やはり
決心しなくて、このままではいけないと思うんです。
だから今度の単語テストで、もし80点以下だった
ら、1000円払うと約束したいんです」
と必死の形相で訴えるのです。
カラアゲとは彼女のニックネームですが、どうして
そんな名前になったかというとはっきり理由を
思い出しません。
とにかくそのカラアゲが私の袖をしっかり捕まえて、
必死の訴えなんです。
「えっつ、どうしたんだよ、カラアゲ?」
私は思わず奇声を上げていました。
というのも、今までカラアゲは単語なんぞには
全然興味のない様子でしたし、ガンバルといった
決意を示したこともなかったからでした。
私としては――私の言ったことなど気にも留めて
いないのだと思っていたのです。
ところがです。その必死な形相を見て、
「単語を頑張れば英語はきっと偏差値15上がるよ」
という言葉を本当は深く受け止めて、自分なりに
努力しようとしていたのだと分かったのです。
最近このような生徒が増えています。
実は昨日も、浪人生が
「最近はたるんでいるんです。だからもし1科目でも
85点以下だったら、300円払うようにしたいんです」
というのです。
1科目300円と言えば――もし4科目も落ちたら、
1,200円も払うことになるんです。
大丈夫かなと思ったのですが、でもそれも彼の
決心だと思って受け入れることにしました。
このような生徒が本気で頑張ってくれることこそ、
私の望みなのです。
みなさんもこれに続いて頑張って欲しい。
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