リトルアメリカ日記

前にも書きましたが、高校入試は大学入試と比べると覚えなければならない量がものすごく少ので、

小学校や中学校では、効率のよいやり方を追及する必要があまり感じられません。

ですから、むしろ、地味な努力を毎日コツコツ続けることをほめてあげる、

それに重きがおかれます。私も小学校や中学校の間はそれでもいいと思います。


一方で大学入試を目指して高校の内容を勉強するようになると、

効率よく速く勉強を進めて行くことが必要になります。

効率のいいやり方をして、成績があがれば、生徒はまたやる気になります。

「努力してよかった、またがんばってみよう」

と思うように必ずなります。最初から勉強が好きで好きでたまらない人はいないのです。

でも、やったことの効果がしっかり感じられたら･･･、

「これはおもしろい」ということになるのです。

そうなればしめたもので、生徒は勝手に勉強するようになります。


効率の良いやり方を知り、努力して、自分の目標を達成できた生徒は、

「がんばれば自分は何でもできる」という自信をもつことができます。

私たちは、受験はチャンスだと考えています。

長い人生から見れば、〝たかが受験〟ですが、

生徒にとっては、だれの助けも借りないで一人で戦わなければならない最初の試練です。

それを、後になって、「あの時がんばれたから、今の自分がある」と言えるような

すばらしい経験にして欲しいと思っています。