2015年01月28日

よくできるようになる子

 中学生に教える場合、その日やる文法の形を説明した後、

何度も文章を言って覚えてもらうようにしています。

 一人一人どんどんあててスラスラ言えるまで練習していくように

しているのですが、中学生のある子は、間違えるとその度に

片手を頭にあてて、「うわあぁぁ、まちがってしまった!」

というくやしそ~うな顔をします。

 そして、言えるまで一生懸命、何度も何度も唱えるように

言っています。

 うまく言えるようになって、私が 「うまい!すばらしい!」

と言うと、にこっとします。

 その子は書く練習をしていても同じです。

「ここは、クエスチョンマークを忘れてるよ」
「ここは、doesを出したのにsがとれてないよ」

と私が、○をつけながら注意すると、

「あっ」と言いながら、“自分はなんてダメな間違いを

しちゃったんだ!!!” という顔をして、すぐにやり直して、

もう一度見せに来ます。


 よくできるようになる子は、そんな子が多いと思います。

 間違ってるよ、ここはね、と説明しようとしても、
「わかってる、自分はわかってた。たまたま間違っただけ。
 たまたま勘違いしただけ。」
そう言って、自分の間違いを見ないようにする子は
いつまでたっても同じところで間違うからです。


 勘違いであれ、なんであれ、間違ったのは間違ったんだから、

二度と同じことをしないようにするためにしっかり確認する

 まちがってくやしくても、それを認めて、その時できるように

すれば次からできるようになって楽しいのです。


 その子の謙虚さまじめさを見て、えらいなあ、すごいなあと

感じながら、この子は伸びるだろうなあ、と思います。


 何でも、学ぶ時は謙虚な気持ちが大切なんだなあと、

自らも反省です。

よくできるようになる子
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