2016年02月24日

「そんなに英語が出来るようになるのだから数学も勉強しなさい英語だけでは大学に合格しないでしょ」なんて言ってませんか?

 最近の大学入試は、英語の比重が特に大きいのです。

 たとえば、東大の場合、英語は120点満点の内、

90〜100点前後とれなければ、絶対に合格できないと

言われています。

 要するに、英語については、80パーセントの点を要求

されるのです。

 それに反して、数学は120点中、40〜50点あればいい

とされています。
 

 多くの人が理解していないことは、国立大学に行くには、

英語も、数学も、すべての科目が出来なければ合格

できないと誤解しています。

・・・だから両親は・・・
 自分の子供が英語を勉強し、成績が上がると、

「そんなに英語が出来るようになるのだから、数学も勉強
 しなさい。英語だけでは大学に合格しないでしょ」

と子供にけしかけるのです。

 折角子供が英語の勉強を始め、ようやく面白いと思い

始め、成績も伸びかかって来たころ、

「もっと英語を楽しめ、ついでに一番を取ってみろよ」

といった具合に激励すればいい
ものを、

「英語でそれだけの点が取れるのなら、何で数学も
 やらんのか?英語だけでは合格できんとわかってる
 のか。いいか、大人はもっとバランスを考えるんだ。
 自分の得意なことだけやってても何にもならんのだぞ」

と言ったりするのです。

 こう言いながら、
「やはり子供は広い視線を持っていないから、この点は
 お父さんがしっかり監督してやらなければいかんな」

とやや誇らしい気持ちで注意するのです。

 しかし、このことが一番間違ったアドバイスなのです。

 もし、お父さんがもっと受験というものを研究すれば、

決してこのようなことは言えなくなります。

 前記のように、東大も英語は80パーセント必要ですが、

数学はそれほど取れなくて合格できます。

 大切なことは取れそうな科目で大量に得点すること

なのです。

 数学の1点と英語の1点に何か変わりはありますか。

 数学で取れた1点も、英語で取れた1点もまったく同じ

1点なのです。

 とすれば、どうして取りやすい方の1点を沢山取ろうと

しないのですか?

 これこそものごとの鉄則ではありませんか。

 にもかかわらず、多くの人がまんべんなく点を取ること

に狂奔しています。


 こんなことには生徒は気が付きにくいとしても、お父さん

が見落とすのは変ではありませんか。

 このようなアドバイスこそ大人の知恵なのです。

 それなのに、「宿題は全部すましたか?何?やってない」

「どうしてお前はそんなことがカチット出来んのか」と叱り

つけたりします。

 しかし、その子供が、自分で判断して、今日の宿題は

あまり意味がないからやらないと決心しているのかも

しれませんよ。

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