2016年04月14日

中高一貫教育の問題点について

 少し意外に思われるかもしれませんが、中高一貫教育が

いいとは言い難いという例が多く見られるようです。

 たしかに、ラサールとか久留米附設などといった一流の

高校なら、そんなこともないのかもしれませんが、普通、

中高一貫教育の場合、高校受験がないせいで、返って

勉強が出来ていないという場合が見られるのです。

 このことは、一般には「中高一貫校のなかだるみ」という

言葉で語られることが多いのですが、そこでは、「後で

挽回するのがたいへん…」のような軽微な問題としてしか

捉えられていないように感じられます。

 しかし、公立、私立問わず、様々な学校の小、中、高校生

たちの勉強を何年間も見てきている私達には、この問題は

後で取り返しがつかないほどの、生徒自身の人生を大きく

左右するほどの、深刻なものに、思えてなりません。


 特に英語の場合、高校受験をしていない生徒は、中学

では必須である、受け身の作り方、現在完了形、進行形、

関係代名詞などに精通していない気がします。


 中学時代の英語は、一口に言えば、これらの形に精通

することであり、これらの疑問文、否定文を簡単に作れる

というのが基礎的な英語の学習のはずです。

 そして、これらを発展させて、その意味を深く理解すること

が高校英語ということになると思います。


 高校生になって私のところに入ってくる生徒さんに、この

中学知識が欠如している場合がよくみられます。

 おそらく、普通の生徒なら(特に勉強好き以外の生徒は)、

習ったことは普通に忘れているはずですから、これらを再度

見直すシステムが必要なのです。それが一般の公立校での

『高校受験』のメリットです。


 それなのに、高校受験のない生徒が高校に入って、中学で

学習すべき事柄が抜け落ちているケースが多く見られます。

 これが高校での新たな知識を積みあげるための大きな

障害となり得るのです。


 実は、本当にこのようなケースが多く、こういった生徒たちは、

大学受験の勉強の他に、中学英語の見直しといった作業を

しなければならないのです。

 こうなると、大学受験の勉強に大きな後れを生じ、受験校の

選択を考え直さなければならなくなってきます。

 中学3年の終わりに高校受験があり、その受験のために

中学3年間で学んだこともう一度見直す機会があるというのは、

すごく順当で必要なことではないかと思います。


 一部の優秀な生徒の集まっている高校を除いて、中高一貫

教育が全体としてうまく作用するというのは少ないのではないか

と思います。

 私の印象では、むしろ普通に高校受験をする生徒の方が、

全体的には勉強する傾向があります。

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