2017年10月08日

日本語が素晴らしくうまい しかし…

 “こうだい”は国語がすごくいいのです。

 これは“ミサキ”にしてみれば、うらやましい限り

です。

 国語力があるというのは、すごく得ですね。

 だって勉強しなくてもかなりの高得点が期待

できるのですから、勉強の主力をその他の科目に

集中できるということです。

 また国語力のない生徒にとって、国語の力を

緊急につけようとしても、簡単にはできません。

 漢字を覚えたり、4文字熟語を覚えたりしても、

すぐに成績が上がるとは限らないのです。

 もちろん、このような基礎力が付けば、国語力は

上がります。

 だからといって、その上がり方は、ほんの一点

づつといった感じです。

 でも国語ではこの一点づつが大切なのです。

 この意味はまた別な機会に説明します。


 こんなふうに考えると、国語力があるというのは、

ものすごい伝家の宝刀を持っているということに

等しいのです。

 だから…

「“こうだいよ”もっと本気で勉強しなさい。

 あんたが死に物狂いに勉強したら、奇跡が

 生まれるのは確かですよ」

…私は何度もこう言いますが、彼の勉強量は

まだ足りません。

 ただ日本語が素晴らしくうまいので、彼の

答案を採点するとき、いつも騙されるというのか、

その言い方はいけないかもしれませんが、

あまりに綺麗な日本語のせいで、ついつい〇を

付けてしまします。

 しかし、注意深く読むと、あっちこっちに問題が

あります。

 最近では、訳は正確だけど、ひょっとすると

この単語の意味を知らないのではないか、あるいは

このイディオムを分かっていないのではないか、

構文は正確につかんでいるのかなどに注意しながら

採点するようになっています。

 そして採点の途中で彼を呼んで、このイディオムは

どんな意味なのかとか、この構文はどうなっているの

かを確かめます。

 すれと彼は「いやー覚えることが多くて」と言うの

です。

「おい、新幹線になれ」と私は言いますが、彼は

「まあ、まあ、そこまで熱くならんくださいよ」と、まるで

彼の方が大人で、先生といった感じです。

 いや、本気で言いますが、

「“こうだい”本気で覚えろ。
 何年かして、後悔することになるよ」

日本語が素晴らしくうまい しかし…
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