2016年01月24日

親子の時間差

たとえば・・・

 今まで勉強もろくにしなった子供が、ある日、突然に
「浪人したい」と言い出します。
 普通の父親ならその前後関係をほとんど知りませんから、
「急に浪人したいなどと言い出した、お前気でも狂ったのか」
と子供に怒鳴りつけます。


 父親にとっては、子供はあくまで子供ですし、その子供が

小学校からあまり勉強したことがないということであれば、

急に勉強し始めるなどとは想像もつきません。

 母親から
「最近、あの子が少し勉強始めたのよ。どうしたことでしょうね」

といった話は聞いているとしても、子供がそこまで本気に

なっているなどとは想像もつきませんから、ついついいつもの

ように「バカを言うもんではない」といった反応しかできないの

です。


 ところが、子供というのは、一瞬で変わります。

“うらうら” の例でわかるように、前の週までできなかったものが、

次の週にはできているということがよくあります。


 何かの書物で読んだことがありますが、人間の時間の流れは

20歳までが最も早く過ぎるし、20歳を超えると時間が次第に

ゆっくりと進むようになるというのです。

 ようするに、10代の間は、見る物すべてが真新しく、どんな

ことにも興味を持てるものですから、毎日毎日が変化に富んでいて、

その新しい経験に、新鮮な印象を持つことができるから、毎日毎日、

新しい1日が、人生の新しいページとして刻まれるのです。


 ところが、父親のほうはすでに50歳に近くなっていますから、

1年が前の年と同じように過ぎて行き、何も新しい経験などあまり

生じないわけですから、子供のこの変化についていけなくなっていく

というのです。


 おそらく、このような親子の時間差は往々として、受験のときに

現れることが多いようです。

親子の時間差
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