2016年05月11日

他の教科にも力を出せる余裕ができるためには…

 たとえば、高校入試では英語の単語は約1000程度

覚えればいいのですが、大学入試は、派生語まで含める

と5000から6000程度にまで広がります。

 こういった場合、1000から1500程度に限定して

それを繰り返し覚えるより、いきなり4000程度にまで

広げる方が効果が上がります。


 高校入試というのは、5科目が同じ配点であり、

教科上の差別はありません。

 大分県では、数学も英語も60点、社会も理科も同じく

60点の配点です。

 こうなるとどの科目も同じ重要性を持っていますから、

1科目でも不得意な場合は合格できないということに

なります。

 さらに、ハイレベルな高校になると平均得点率80%

程度が要求されるということがあります。

 こうなると…高校入試に限定した勉強方法では…

…どんな教科もおろそかにすることはできなくて、どの

科目も80%以上得点できるようにしておかなくては

心配だということになります。

 したがって、高校に合格することが第一的な

重要性を持つ場合は、すべての教科を1点1点

積み上げて行かなくてはならないという勉強方法に

なります。


 この結果、ある科目では90%も取っているのに、

これをさらに1点づつを取るために、狭い範囲を

より確実にということが要求され、同じ範囲を何度も

何度も繰り返して覚えなおすという勉強方法になり

ます。

 
 しかし、大学入試までの勉強量を考えて見れば、

この方法が実は、無駄を作っているということになる

のです。

 それよりも、覚える範囲を一気に広げて単語なら

4,5000程度まで覚えるようにすることです。

 そして、この段階で、100点を目指すようにする

ことだと思います。



 リトルでは、中学時代に4000程度まで単語を

覚えるようにしています。もちろん、全員ではありま

せん。

 その気持ちを持てる生徒には、大学入試の単語を

どんどん覚えさせています。

 この単語力を持って高校に入った時、英語の成績

が良いことに加えて、他の教科にも力を出せる余裕が

できるということなのです。

 これは誰にも納得できることではないかと思いますし、

また、現実にそれをこなした生徒たちには、確実に

英語力がついています。

他の教科にも力を出せる余裕ができるためには…
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