2017年02月01日

「学問のすすめ」のススメ ~その3

 もちろん江戸時代、下級武士であった福沢諭吉の家は貧しく、

おまけに父親も死亡していて、母と帰って来た中津藩では、

大阪生まれの一家の子供たちは、言葉や習慣も違っていた

ため、近所の子供たちにもあまりなじまず、かなり変わった家族

だと見られていたようです。


 一家は母親を中心に身を寄せ合うように家で過ごすことが

多く、母親は亡き夫の考えを諭吉たちに伝えたと言います。

 身分制度のせいで、諭吉の父親もかなり理不尽な思いを

することも多かったようです。

 諭吉は江戸時代の身分制度にはかなり憤慨していて、父の

敵とさえ思っていました。

 だから、人に先んじて、海外に行く機会があり、西洋の考えに

触れるうちに、ヨーロッパやアメリカでは、人は生まれながらに

平等だ、という考えが彼の目にも非常に新しく映ったことでしょう。


 しかし、明治時代になっても、福沢諭吉が「学問のすすめ」を

書くまで、一般の庶民の心は江戸時代からの身分制度に縛られ

ていましたから、かれの「天は人の上に。。。。。。。」の言葉が

どんなに新鮮であり、ショックでもあり、また希望を与えるもので

あったかがわかります。


 彼は言います。

「人は生まれながらに富めるものと貧しいものがあるわけではない。
 もとは平等だ」

「学問に励み、物事をよく知った者は賢くなり、富み栄える。
 無学な者は貧しくなる」

…と。

 まことにわかりやすいことですね。


 あらためて、あなた方に学問することを勧めます。

 自分の誇りと独立のため、世の中に役立つ人になるために

今の勉強があるのだと…。

「学問のすすめ」のススメ ~その3
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