2017年05月04日

リトルの高校数学は問題を解きません

「数学は、答えが出るまで自分で考えないといけない。」

「解答を見るなんて邪道だ。」

と、多くの生徒は考えているようです。

 そのために、宿題などの問題を聞くのに、一問に30分、

下手すれば一時間近くの膨大な時間を費やしているのを

見かけることがあります。


 リトルでは、高校数学をマスターしていく時には、

「まず、解答をマネして書いてみよう。」と言っています。

 答えの数字や、文字式だけを要求される中学までの

数学とは、大きく違って、高校数学では、記述式の解答を

書かなくてはなりません。

 記述するための説明文章も、大人にとっては当たり前

のような日本語であっても、生徒たちにとっては、それを

自分から思いついて書く程の知識が蓄積してない場合が

ほとんどです。

 なので、まずは真似をして書いてみて、何を、どのように

書いて説明しなければならないのか、どういうグラフや図を

入れれば分かりやすい解答になるのか、最後の結論を

どのようにまとめればよいのか、などを確認する作業が

必要なのです。


 次に、ひと通り確認できた時点で、今度は、解答を隠して

自分で解答を書いてみます。

 ささっと、解答が書けるようになっていれば、次に進みます。

 解答がさっと書けなければ、すぐに解答を見て再度確認

です。

 問題を見た瞬間に、何も見なくても解答と同じものを自分で

書けるようになるまで、何回も繰り返して、書き出してみるの

です。


 大学入試のための高校数学の勉強は、まずは解答を自分

の頭に入れて、それを自分の中から出してきて、記述できるか

どうかの練習をする作業を繰り返して、知識を蓄積していく

ものだと考えて良いと思います。

 この繰り返しは、私自身が受験生だった時も、ずっと続けて

いました。

 入試のために東京に行ったときのホテルの中でも、ずっと

続けていました。


 初見の問題を解答を見ずに解くのは、模試の時と本番の

入試の時だけ……それぐらいに考えていてよいと思います。

リトルの高校数学は問題を解きません
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