2022年01月25日
ミッドウェーに兵を進める前に… クイズの答えの続き―その②
日本がミッドウェーに兵を進める前に、
もう一つ思いもかけないことが起こり
ました。それが珊瑚海海戦でした。
日本の進出にアメリカが空母機動部隊で、
パプアニューギニアの港湾都市である
ポートモレスビーの上陸を阻止してきたの
です。日本もこれに対抗して、まだ訓練に
行き届いていない2戦級の空母を送り込み
ます。それは軽空母祥鳳、正規空母瑞鶴、
翔鶴からなる機動部隊でした。この辺り
日本にはアメリカの空母群は日本に比べて
練度が低いという過信があったのです。
確かにアメリカはーー日本のゼロ戦は
優秀で、1対1の戦いは避けるようにと
指示を出していたくらいでした。要するに
アメリカは戦闘機2機でゼロ戦一機と戦う
という対抗策を打ち出していたのです。
珊瑚海に派遣された、日本の空母祥鳳は
まったくの搭乗員の訓練用の空母でした。
だから1万3000トンという空母としては
破格に小さいもので、戦闘空母と言える
ほどのものではありませんでした。
まずこの一隻がアメリカの攻撃を受けて、
沈んで行きます。
これに奮起した瑞鶴、翔鶴は血眼になって
敵の空母艦隊を探しますが、見つかり
ません。ようやく日暮れになったころ、敵を
発見しますが、もう暗くなっているので、
熟練のパイロットだけで攻撃に向かいます。
しかし、やはり敵を発見できずに、やむを
得ず積載した爆弾や魚雷を海に投下して、
帰還しようとします。
そして彼らが空母を見つけ、その甲板に
着艦しようとした瞬間、「えっつ、これは敵の
空母だ」と分かったのです。相手もほぼ
同時に発砲してきます。彼らはようやく
攻撃を逃れ、自軍の空母に着艦したの
です。
これについて返す返す惜しいと思われる
ことは、爆弾や魚雷を海に投下する前に
気づいていたなら、一気に敵空母を撃沈
出来ていたということです。後で分かった
ことですが、このとき日米の空母集団は
わずか90キロにまで接近していたのです。
この距離は飛行機なら飛び上がった
瞬間に相手を見つけることができる距離
でした。
双方の空母群は一気に反転して
遠ざかって行きました。翌日は400キロの
距離で相手を発見します。両方とも直ちに
攻撃隊を発信させます。
アメリカは超大型空母レキシントンと
正規空母ヨークタウンでした。両方の
飛行機がほぼ同時に攻撃に向かいます。
日本は敵空母の位置を発見した索敵機が
敵空母の位置まで味方を誘導していきます。
実はこの索敵機は燃料が不足していて、
帰還できなくなるのを承知で敵の位置まで
誘導したのです。
そのせいかまず超大型空母レキシントンを
沈めます。次にヨークタウンに襲い掛かり
これには爆弾2発を命中させますが、撃沈
まで至りません。一方日本側もアメリカの
攻撃を受けて、空母翔鶴が2発爆弾を受け、
戦闘不能になります。
この戦いは史上初めて空母対空母の戦い
となった戦闘でした。どちらが勝ったのか、
どちらかと言えば、正規空母を沈めた日本側
の勝利といってよかったと思います。
しかしーー

リトルアメリカ教育センター 中津校
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https://twitter.com/LittleAmericaON 大分校
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もう一つ思いもかけないことが起こり
ました。それが珊瑚海海戦でした。
日本の進出にアメリカが空母機動部隊で、
パプアニューギニアの港湾都市である
ポートモレスビーの上陸を阻止してきたの
です。日本もこれに対抗して、まだ訓練に
行き届いていない2戦級の空母を送り込み
ます。それは軽空母祥鳳、正規空母瑞鶴、
翔鶴からなる機動部隊でした。この辺り
日本にはアメリカの空母群は日本に比べて
練度が低いという過信があったのです。
確かにアメリカはーー日本のゼロ戦は
優秀で、1対1の戦いは避けるようにと
指示を出していたくらいでした。要するに
アメリカは戦闘機2機でゼロ戦一機と戦う
という対抗策を打ち出していたのです。
珊瑚海に派遣された、日本の空母祥鳳は
まったくの搭乗員の訓練用の空母でした。
だから1万3000トンという空母としては
破格に小さいもので、戦闘空母と言える
ほどのものではありませんでした。
まずこの一隻がアメリカの攻撃を受けて、
沈んで行きます。
これに奮起した瑞鶴、翔鶴は血眼になって
敵の空母艦隊を探しますが、見つかり
ません。ようやく日暮れになったころ、敵を
発見しますが、もう暗くなっているので、
熟練のパイロットだけで攻撃に向かいます。
しかし、やはり敵を発見できずに、やむを
得ず積載した爆弾や魚雷を海に投下して、
帰還しようとします。
そして彼らが空母を見つけ、その甲板に
着艦しようとした瞬間、「えっつ、これは敵の
空母だ」と分かったのです。相手もほぼ
同時に発砲してきます。彼らはようやく
攻撃を逃れ、自軍の空母に着艦したの
です。
これについて返す返す惜しいと思われる
ことは、爆弾や魚雷を海に投下する前に
気づいていたなら、一気に敵空母を撃沈
出来ていたということです。後で分かった
ことですが、このとき日米の空母集団は
わずか90キロにまで接近していたのです。
この距離は飛行機なら飛び上がった
瞬間に相手を見つけることができる距離
でした。
双方の空母群は一気に反転して
遠ざかって行きました。翌日は400キロの
距離で相手を発見します。両方とも直ちに
攻撃隊を発信させます。
アメリカは超大型空母レキシントンと
正規空母ヨークタウンでした。両方の
飛行機がほぼ同時に攻撃に向かいます。
日本は敵空母の位置を発見した索敵機が
敵空母の位置まで味方を誘導していきます。
実はこの索敵機は燃料が不足していて、
帰還できなくなるのを承知で敵の位置まで
誘導したのです。
そのせいかまず超大型空母レキシントンを
沈めます。次にヨークタウンに襲い掛かり
これには爆弾2発を命中させますが、撃沈
まで至りません。一方日本側もアメリカの
攻撃を受けて、空母翔鶴が2発爆弾を受け、
戦闘不能になります。
この戦いは史上初めて空母対空母の戦い
となった戦闘でした。どちらが勝ったのか、
どちらかと言えば、正規空母を沈めた日本側
の勝利といってよかったと思います。
しかしーー



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