2014年07月17日

「とにかく、進学校に入ってしまえば、それでいい」 というのは、事実とは違う

とても大切なことなので6月17日に掲載した記事を加筆して再掲載します。

 よくお母さんが・・・

一番はじめの子供のときは失敗したので・・・」ということが

多いのです。


 先日もあるお母さんが「上の子のときは、進学校には、

入ったけど、そこで成績は落ちてしまって、卒業の時点では

行く大学はなくなっていたのですよ」というのです。

 このお母さんが感じていることは・・・進学校に行っても、

そこで成績が落ちないようにしなければ、何もならない

ということなのです。

 こういったことははじめての子供の時には

理解できないことです。

 しかし、よく考えてみてください。進学校に行っても、

そこで成績が落ちるようでは、いい大学には合格できない

ということになります。

 「とにかく、進学校に入ってしまえば、それでいい」

というのは、事実とは違うということに、いま多くの人が

気づき始めています。

 これは今までとは大きな変化です。持っている全力で

高校入試を終えればいいと思っていたことが・・・


そうではなく、その後を考えて対策をしておかなくては、

というのが最近のお母さん方の気持ちになりつつあります。


 こんなことが起きる大きな理由は

―――前から何度も書いてきていますが・・・

高校では中学の10倍といってもいい量を勉強しなくてはならない

ということにあります。

 現在の文部科学省の学習指導要領では、中学の勉強量は

異常に少なく
、それに対して、大学入試ではものすごく

多くなっているのです。

 このため、高校での負担が過度に大きく、

多くの生徒が落ちこぼれて行くという結果になっています。

 このため、頭のいい子供なら、さして勉強しなくても、

高校は合格できるということになり、多くの生徒が

「受験なんて、簡単だ」「やればできるんでしょ」などと勘違い

しがちになっています。

 ところが、大学入試はまったく別物で、ただ頑張っても

「うまく」やっている人に比べて、どんどん差がつくいっぽうです。

 この差異に後になって気付いて、当惑したり、誰かのせいにしたり、

現実逃避したり、とても自分にはできないとあきらめたりする場合が

とても多いのです。

 ここでは、当然、10倍の量に適応する勉強方法を

編み出さなければ、絶対に成功しないのです。

 それは残念ながら、高校では教えてくれません。自分で

何とかするしかないのですが、まずは、これまでのやり方では

「出来ない」ことを受け止めて、全く別の方法を受け入れること

からはじめないといけません。



 …ということで、こういったことにならないための対策として

もっともいい方法は、ある科目だけを、高校に入る前からしっかり、

勉強しておくことです。

 こうすれば、高校に行っても、その学科だけは、

ほとんど負担にならないから、時間的な余裕が生まれ、

落ちこぼれることがすくなくなります。

 そしてこのとき、先取りに一番いい科目が英語であるということは

間違いありません。余裕があれば数学も…


「とにかく、進学校に入ってしまえば、それでいい」  というのは、事実とは違う








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