2015年01月22日

今、受験生に対してできること

 これはバレーの監督から聞いた話ですが――

 試合が不利なときは、選手はみんな監督の采配に
集中している。もし、監督が不安そうな表情を浮かべたら、
選手は浮き足立って、いらぬエラーを繰り返すことになる。
 そして、だらだらだと負けていくんだ。だから、監督は
どんなに苦しいときも、一切気持ちを表情に表わすことが
あってはならない。
 ようするに、ストレスは選手ではなく、監督が背負って
いかなくてはならん…

――というのです。
 
 まさに上の例と同じように、 受験では、両親が監督であり、

子供は選手ですから、選手が安心して、勉強し、受験するには、

お父さんお母さんは、「2次試験は大丈夫だ」と子供を

安心させておくことが大切です。 
 

 お父さんお母さんが、どっしりとかまえていれば、子供は

落ち着いて勉強できます。

 しかし、お父さんが不安な様子を見せたりすると、

子供の方も落ち着きを失うことになります。

 
 受験とは、両親の力を借りずに、自分で戦う初めての試みです。

 今までは、何か困ったことがあれば、いつも両親が

助けてくれました。しかし、今回だけは、まったく自分の力だけで、

勝負をし、そして、その結果を自分で受け止めるのです。

 試験に落ちたときも、責任を他の人に転嫁できるものでは

ありません。

 結果は必ず、自分に降りかかります。

 こんなとき、両親はただ黙って見ている以外に何もできないのです。

 
 だから子供はものすごいストレスの中にあり、その中でじっと

耐えなくてはなりません。

 しかし、この耐えることこそ、その人間を成長させるものなのです。

 テストの結果が悪いときなど、生徒たちが悔しそうにじっと

視線を一点に固定して、もの思いにふけっています。

 この生徒たちの耐えている姿こそ、人の成長を促進するのです。


 受験で、子供たちは本当に思いがけず成長します。

 子供たちの耐えている姿を見て、決して「可哀相だ」などと思っては

申し訳ないことだと思うことです。それこそ・・・そのときこそ、子供は

成長して行っています。それは、お父さんやお母さんが、何度も

口を酸っぱくして、子供に言って聞かせたことが、今、しみじみと

子供の中に、宿りつつあるのです。


 その子供たちを見て、「可哀相だ」と手を貸そうとしないでください。

 せっかく成長しようとしている子供が、きっと悲しむ結果となります。

 じっと黙って、後ろから拍手を送ろうではありませんか。後になって、

きっと子供も感謝してくれるはずです。そんなとき、ようやく、

「そうだ、私たちは子供を育てたのだ」と思えるはずなんです。

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