2015年09月12日

軍人が大きな力を持っていた時代のこと ~終戦への固い決心~

 先日までに書いたような、押し黙って忍んでいるだけの時代は、

終戦によって終わりを遂げます。

 この時が・・・近代日本が死んで行った日でもあるのでしょう。

 江戸の終わりから始まった、新しい息吹の国家としての一生が、

この日をもって終焉するのです。


 しかし、その断末魔も、それなりの、けたたましい叫び声を

発せずにはいられなかったのです。

 近衛師団の一部が反乱を起こします。

 
 当時は鈴木貫太郎が総理の職にありました。

 彼は2.26事件の際、陸軍の反乱軍に襲撃されて瀕死の

重傷を負います。

 その将校が「おとどめを」と言って、彼を刺そうとするのを、

妻が「夫との最後のお別れもさせずに殺すのか」と言って、

その将校を突き飛ばしたと言われています。

 その将校もはっとして、「失礼しました」と言って兵を

引き上げました。

 
 何ともすごい迫力ではありませんか。

 彼女は賊軍が立ち去ると、すぐに救急車を呼んで、

貫太郎を病院に運び、そのおかげで貫太郎は

九死に一生を得たというのです。


 彼は総理を引き受ける際に

一度死んだ命だから、たとえ殺されてもいい」

決心して総理になったのです。


 それは、この内閣で終戦にするという固い決心

あったからです。

 特に昭和天皇から内示があって、鈴木貫太郎は

死を決意して総理を引き受けたのでした。

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