2016年04月10日

大学独自の問題に慣れているとは…たとえば…

大学の出題傾向について述べて見ましょう。

 たとえば、東大では、誤り訂正という問題が今まで

出題されてきました。

 誤り訂正の問題は、以前はものすごく多くの大学で

出題されていましたし、しかも、誤りの箇所が、いくつある

かも指示されないといった場合もありましたし、かなりの

難問でしたので最近は割合に少なくなっています。

 また、誤りの数が指定されないという問題は、生徒に

とってものすごい負担の大きなものになりますから、最近

では誤りの箇所が指定されて、そこの部分の用法が

正しいかどうかという問いが一般的になっています。


 最近の東大の場合は、かなりの長文の中で、

1語除いたら正しい文になるが、その1語を指摘しなさい

といった問題が出題されます。

 普通、誤りなどを訂正する問題は、長くても3,4行程度

の英文の中で、誤りを見つけるという問題が普通ですが、

東大の場合は、かなりの長文中で誤りの箇所を見つける

ということになりますから、要求されるのは、英文を読む

スピードということになります。

 長文を早く読んで、素早く判断できる能力を身に付けて

いる必要があるということです。


 それに反して、京都大学の英文は比較的短い問題が

わずか2問出題されますから、早く解くといったスピ-ドが

要求されるわけではありません。

 それよりも、ものすごい難解な英文を如何に読みこなすか

ということになります。

 さらに、難問は英作文です。これも、ものすごく難しい

日本語を英文に訳すのですが、さらに、さらに、その日本語の

長さが異常なほどの長さです。

 京都大学の場合は、英作文に余程なれていなければ

いけないということになります。


 また、慶応大学文学部の英文も、ものすごく長い文が

出題されます。

 ただ、面白いことに辞書持ち込み可能です。

 しかし、だからといって、単語を覚えなくていいといったこと

とは違います。

 多くの受験生が、「とても辞書を引く暇はなかった」と言って

いますから、余程の場合以外には、辞書を利用することは

ないようです。


 上記の東大の問題と同じ傾向の出題が・・・すなわち、1語

取り除いたり、追加したりして正しい文にするという問題ですが、

これは津田塾大学にも何度か出題され

ました。


 また、関西学院大学のある学部では、「正しいものを

あるだけ選べ」とい出題が何度もありました。

 この出題は、生徒にはかなり過酷です。

 正しい語句が下の4拓から、ひとつ選べというのなら、選び

やすいのですが、正解が2つあれば2つ、3つあれば3つ、

それを選びなさいといのですから、余程正確な知識がなくては、

正解に達することはありません。


 また、東京工大の出題では、英語の長文の中に、日本語が

挿入されていて、その日本語を英文にしなさいという出題です。


 また、早稲田の法学部の問題には、英語の単語が何個か

指定されていて、それを使って英文を作りなさいという出題

です。

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