2016年10月06日

『エデンの東』やってます その2

 キャルは2人兄弟の弟です。

 この映画全編を通じて、He is good. I am bad. という言葉が

キーワードとなっています。

 この言葉通り、兄のアランは何事も出来る、いわゆる「良い子」

であり、弟のキャルは家族の中ではいつも「悪い子」と言われます。


 父親もまさに聖人であり、キャルが悪さをすると、聖書を読ませ

反省させるといったタイプの人なのです。

 それに反して、キャルの母親、すなわち昔、父親の妻であった人

は、父親とはまるで反対で、もっと世俗的で金儲けもうまいし、

男女間の道徳についても、あまりに純粋であるわけではありません。

 人間としての欲望も明確に持っているという激しい女性です。


 この両親は、キャルがまだ小さい時に離婚しており、2人の兄弟は

母親の記憶はほとんどないに等しいと言ってもいいくらいなのです。


 そんな中で、父親は自分に似て、真面目で出来の良い兄を偏愛し、

母親似の弟のキャルを評価することはほとんどありません。

 それでも、弟キャルは父親の愛を求め続けるというストーリーです。


 兄にはアブラという恋人がいます。

 アブラも初めは真面目で学業もできるアランを愛するのです。

 しかし…年齢が高校卒業する程度に達するころになって、兄アラン

の聖人ぶった態度にやや疑問を持ち始めます。

 彼女は、表面的な真面目さや世間的な評価より、人間にはもっと

人間的なもの、魂の叫びといったものがあるのではないかと感じ始めて

いるのです。

 
 そんなある日、2人はゴンドラに乗ることになります。

 そのゴンドラの場面が、今日の授業でしたね。

 アブラは言います。

「アランは本当に私を愛しているのだろうか?どう思うキャル?」

 ゴンドラの上の2人の会話はこんな風に始まります。

『エデンの東』やってます その2
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