2017年03月17日

うらうらと照れる春日に… 苦悩を背負って…

  万葉集の中では、大友家持の歌がいいですね。

 「うらうらと照れる春日に ひばり上がり
            心かなしも ひとりし思えば」
 
 たしかに春さかりのころには、ひばりが空に向かって、ちゅうー

ちゅーはじゃぎながら飛んでいる光景に接します。

 穏やかな日に、このひばりの鳴き声は落ち着きがなく、やや

耳障りなといった感じもありますが、地上には真黄色な菜の花が

咲き乱れ、真っ青な空に向かってひばりがどこまでも上に上にと

飛んで行くさまは、本当におだやかな気持ちを感じさせるものです。


 またようやく長い冬の寒さから解放されて、温かさをしみじみ

感じさせる日々なのです。

 そんな日にどうして悲しくも感じるのかというのがこの詩の主題

なのです。


 このことについて、私が読んだ解説書には、「これは現代人の苦悩

だ…」と書いていましたが、何も現代人の苦悩と言うわけではなく、

生きていく上での苦悩なのでしょう。

 昔の人々が単純で何の悩みもなく、ただ幸せに生きているという

わけではないのです。

 彼らも同じような苦悩を背負って生きているのです。

 このような悩みが一体なんであったのか・・・

 日本史を知るようになってようやく分かってきました。

うらうらと照れる春日に… 苦悩を背負って…
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2017/03/13
防人の詩





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