2017年06月27日

挑戦と挫折を繰り返す

 子供たちは、勉強の中で何度も挫折を繰り返します。

 私たちは、一般的には5回は挫折するものだと覚悟して

います。

 だから、また駄目だったかとは思っても、気長に付き合って

いけば、生徒は必ず変化していくのです。


 ある生徒が、決心をして勉強を始めたとします。彼は

一週間後に挫折してしまった・・・そんなとき…、

…じっと見守っていくほうがいいのです。


 多くの母親はすぐに「せっかく始めたと思ったら、もう

やめたの??」 と言います。

 しかし、そんなことを言うより、まるでそのことは忘れて

しまっているかのように、じっと黙って知らぬ顔をしておく

ような余裕が大切です。

 黙ってしばらく待っていると、子供もやはり・・・

「もう一度挑戦しなくてはいけないな…」と感じるように

なります。

 そのタイミングを見計らって、「もう一回やるか」と声を

かけると、その時には子供も「このままではいけないなー」

と、後ろめたい気持ちも持っていますので、素直な気持ちで

もう一度挑戦するのです。


 しかし、だからといって、これでもう安心というわけには

いきません。

 さらに、またまた途中でやめてしまいます。そのときも、

やはりあまり気づかないふりをして、黙っておけば、子供は

再度挑戦します。

 このようなことを何回か繰り返して、ようやく本気になるのです。

 そして、前にも書きましたが、おぼえる能力は必ず、向上します。

 練習とはそのような進歩を引き起こすものです。

 だから、何度か挑戦するうちに、記憶能力が向上し、おぼえる

こと事体が楽になります。

 決心して始めて…、やめて、また始めて、やめて、このような

ことを、5回も繰り返すうちに、どんどんおぼえられるようになり

ます。


 こういった練習を経験している場合と、していない子供たちでは、

後の勉強のやり方に雲泥の差を生じさせることになります。

挑戦と挫折を繰り返す
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