2017年12月27日

自分の意志で人生面白く

 高校を卒業して、何年か経って、多くの人は、折に

触れて――「あの時、どうしてもっと勉強しなかったん

だろう」――と後悔するのです。


 自分の全力を出して頑張りを続け、目標を達成できる

人はそう多くはありません。

 でも、必ずしも、人は苦しいからといって勉強を止める

わけではありません。

 誰も、それなりに努力はするものです。

 でも、…勉強に何の意味も見出せなくて、目の前の

ちょっとした誘惑に誘われて、何となく人生を過ごし、

何となく進路を決めて行ったということではないでしょう

か…?

 そして、その先に後悔があるとすれば、今考えなければ

ならないことは重要です。


 人生は、自らの意志で行動しなければ、大して面白い

ものではないと思いませんか。

 自らの意志がなければ、そして、ただ流れに流されるだけ

では、つまらない人生だと私自身は思います。


 皆さんは幕末、長州藩に生まれた『高杉晋作』を知って

いますか。

 高杉晋作はわずか29才で、長州と幕府との戦争の間に

死んで行くのですが、その死に際して、


――「おもしろきこともなき世をおもしろく

        住みなすものは心なりけり」
――


という辞世の句を残しています。

 彼の人生観を凝縮したような歌です。


 彼は幕末の志士の中でも、高い身分の家柄の出身で、

一生安穏な生活が出来たはずです。

 幕末の多くの志士が身分の低い出であり、そのために

不満を持ち、どうかしてこの世を変えたいと思っていたの

ですが――高杉家はもともと家禄200石の家老職の家

であり、何もしなくても藩の権力をつかさどる立場にあった

のです。

 こういう立場にあった人たちは、普通、世の中を変える

必要を感じることもなく、ただひたすらに安定した社会が

続くことを望んでいたはずです。

―しかし―高杉にとって、ただ安定した何もしない生活

などつまらない人生はもっと楽しくわくわくできるもので

なければ生きて行く価値がないと感じたのですそれは…

自分の意志で人生面白く
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2017/03/07
おはこ




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