2017年03月26日

大学受験はそう甘くありません。ですが… ~2017年合格体験記~

永松 功大 君 法政大学 合格 (大分南高校出身)

 こういった合格体験記を読もうと思っている人は

「よし、これを読んで勇気をもらおー!」、
「不安を無くそー!」、
「自信をつけよー!」

という人がほとんどだと思います。

 なので、こんなことを言うのは気がひけるのです

が。

「大学受験は想像以上に難しく厳しいもの」です。

 甘くない。少しの油断や隙が命取りになる。でも!

…だからこそ、その苦労の先にある合格をもぎ取った

ときの嬉しさや喜び、満足感もまた想像以上のもの

です。

 実際、僕は第1志望の早稲田大学ではなく第2志望

の法政大学に合格しましたが、それでも

「おめでとうございます、合格です。」

という文字を見たときは、めちゃくちゃ嬉しかったのを

覚えています。

 さぁ、がんばれ受験生!大学が君を待ってるぞ!


 さて、それでは「文系教科」の具体的な勉強方法の

話をしましょう。

 選択科目は日本史です。英語、日本史、国語の順に

話していきます。

 まず英語。これは単語、熟語などの暗記物や

長文読解における速読、精読など色々ありますが、

まず暗記物から取り組んでください。

 リトルでは暗記物を1週間単位で徹底的に覚えさせ

られます。

 そして正確に覚えられているかを週末テストで確認

します。

 そして、そのテストで不合格の場合は合格するまで

再テストを繰り返します。

「なんだ、そんなの簡単だ。」

と思ってる人も中にはいるでしょう。甘いね、実に甘い。

 1週間で覚える量は必ず先生と相談して決めることに

なっています。

 さらに言えば、ギリギリ達成「できない」量に先生が

設定してきます。

 「大丈夫だって!できるできる!」と割と軽い調子で

言ってきます。

 暗記が得意の人も苦手な人もかなりきついです。

 その証拠に、リトルに通っていた僕の姉は家で泣き

ながら単語を覚えていました。

 暗記が比較的得意な僕でさえ、家に帰らず、塾の近く

のジョイフルで朝まで単語を覚えてました。

 これを聞いて「僕には、私には無理かも。」と思った人

は大学受験そのものを諦めてください。

 苦手だから、量が多いから少しづつ自分のペースで

こなしていく?いいえ、違います。

 苦手だからこそ、量が多いからこそ早いペースで

己に負荷をかけてやっていかなければならんのです。

 受験のための勉強とはそういうものです。

 そして、単語や熟語が大体仕上がったら長文に入って

ください。

 長文に関しては、ただひたすら読んで訳す。

 そしてそれを何度も繰り返す。

 これがリトルのやり方です。

 長文の難易度も優しいものから早慶上智や東大、

それから小説や物語風のものまで膨大な量を読んで

いきます。

 その中で、今から紹介する教材はリトルとは別に

個人的に使用していたものです。

 膨大な量の長文をこなし速読をある程度身につけた

人に、「知ってて損はない知識」を身につける感覚で

使用してほしいです。

 1冊目(佐藤ヒロシの英語長文マーク式が面白いほど
とけるスペシャルレクチャー)中経出版。

 2冊目(横山雅彦の英語長文がロジカルに読める本、
客観問題の解法編)中経出版。

 英語に関してめっぽう強いリトルで「先生のやり方に

従って」勉強すれば英語の点数が4割上がらないことは

まずありません。

 大事なことなので2度言います。「先生のやり方に

従って」勉強してください。


 次に日本史です。

 僕が日本史において言えることは、2つです。

「一問一答などの教材を何回繰り返せるか。」と

「必ず毎日やる。」です。

 リトルの日本史では2つの暗記教材を使用します。

 暗記量がかなり多いので、最初は、全時代を3つから

4つくらいに区切ってテストをし、そこから少しずつペースを

上げていきます。

 マイペースで、というのは受験においては一番邪魔なもの

です。少々強制されるくらいが丁度いいですよ。

 次に、毎日やること。

 これは日本史に限らず、すべての暗記物において当て

はまることです。

 「継続は力なり」とはよくいったものです。

 毎日やること、これを忘れないでくださいね。

 それと、リトルでは河合塾さんの模試を受けることに

なっています。

 記述、マーク両方です。

 その模試の中で、僕の日本史の偏差値が夏に入る前

には70に乗り、そこから1度も70を切ったことはありません

でした。

 ですので、皆さんも大丈夫ですよ! ちゃんと「先生の

やり方に従って」やれば偏差値70はいきます。


 最後に国語ですね。

 国語は、「英語の点数が上がれば自ずと国語の点数も

あがる。」と聞いたことがある人もいるでしょう。

 英語長文は言語が違うだけで、設問は国語と似ています。

 ですので、英語の長文読解能力のレベルが上がって

くれば国語も問題はないと思います。

 ただ、国語ができない人は、案外本を読むのが好き

だったりします。僕がそうです。

 それはなぜか。勝手な想像が入ってしまうからです。

 小説を読んでいるときに「この主人公はこう思ったから

ああいうことを言ったんだろうなぁ」というように、読者の

勝手な想像が入ってしまうのは当然と言ってもいいでしょう。

ですが、受験の場合、それは弊害以外のなにものでもあり

ません。

 国語も英語もそうですが、その長文に書かれてないこと、

載ってないことが答えになることはまずありません。

 なので、「筆者はこう考えてるんじゃないか?」などという

勝手な推測をしてはいけないのです。

 あくまで、その文にのみ書かれていることから選択肢を

絞っていくのです。ですが、漠然と読み進めるだけでは

どの部分が解答のカギとなっているのかが分からない

でしょう。

 そこで、(現代文ゴロゴ解放公式集国公立・私大編)
スタディカンパニー。

…この教材は、文章を漠然と読むのではなく、論理的に

読み進め、どこに気をつけて読むべきかを教えてくれ、

現代文の解き方全般を説明してくれていますので、

現代文が苦手なかたは是非使ってみてください。


 それから、古文や漢文に関しては必要なものを暗記

していれば充分です。

 教材はゴロゴシリーズが一番使いやすくて良いのでは

ないかと思います。

 実際僕は、その暗記だけで漢文は2回連続50点満点を

取り、その後も点数は安定していました。

 なので、暗記をしっかりしていれば問題ないと思います。

 最初にも言いましたが、大学受験はそう甘くありません。

 ですが、やった分だけ必ず結果がついてきます。

 僕の受験スタート時の偏差値は47でした。

 そして最後の模試での偏差値は60を超えました。


 リトルには感謝しています。

 あそこに行っていなければ法政大学にすら受かって

いなかっただろうと今ではハッキリとわかります。

 ですから皆さん、大丈夫です。

 リトルで1年耐えることができたのなら、合格は必ず

見えてきます!


 最後に、僕が浪人を始める際に母親から言われた

言葉があります。

 その言葉をこれから受験に挑む生徒達へ向けての

エールとします。

「行きたい大学があるなら、その大学へ合格することに

100%のエネルギーを注ぎなさい。

 テレビを見ることに10%、服を買うことに15%、音楽を

聴くことに5%と、受験に注ぐエネルギーが分散すれば

するほど合格は遠のいていく。

 自分の全ての行動を、大学へ合格するための行動に

切り替えなさい。

 エネルギーを一点に集中させたら後は気持ちだけ。

 なんとしても合格したい、なんとしてもあの大学へ

行きたい!その気持ちがあんたに合格を引き寄せる

のよ。」

大学受験はそう甘くありません。ですが… ~2017年合格体験記~
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